リトル・ママ福岡

あずける

小笹幼稚園

編集部おすすめ

自分の手で作りだす喜びに

「いいにおい!」未就園児クラスでは、子ども達がボウルにくっつきそうなほど顔を寄せて、鼻をクンクンしています。今日は親子でクッキー作りをする日。ママやお友達と協力しながら、生地をこね、成形します。一生懸命指先を動かし、顔や車、動物など、いろんな形を作った子ども達。出来栄えに満足したような表情を見せていました。
「未就園児クラスを通して、園の雰囲気や教育に触れてもらいたい」と話すのは、副園長の石松純先生。同園の教育で大切にしていることの一つが、手や指先を使う制作です。年長組では、毎年、小さな布片で作る貼り絵の自画像に取り組んでいます。出来上がりを想像しながら、すき間なく布片を貼っていくのは、とても根気のいる作業。制作途中は、声をかけるのもためらうほど集中しています。「できた!」やっと笑顔を見せてくれました。作品を年少組や年中組にも見せにいく姿は、自分の手で作り上げた喜びに満ちていました。

自分でまぜまぜできるよ♪

手に生地がいっぱい付いちゃった!

どんな形のクッキーにしようかな~

お顔のクッキーができました

手をしっかり動かすことが子どもの育ちにつながります

これが完成したらいよいよ卒園!

取材日記

学年を越え、ママ同士が結束

「私が子どもの頃は、もっと小さかったのにな」と、園長先生の息子さんであり、副園長の石松純先生が、園庭の木々を見上げています。小笹幼稚園は、昭和31年に開園し、もうすぐ60年目を迎えます。南公園に近く、緑豊かな同園。園内には、クリ、ビワ、レモンなどの木が茂り、実がなると収穫し、みんなで食べるそう。四季折々の自然の恵みを肌で感じられる環境です。 一通り園舎を見せてもらった後、別館を訪れました。こちらにあるのは、絵本の部屋と母の会(保護者会)の部屋。絵本の部屋には、長く読み継がれているものから、新しいものまで、2000冊超の蔵書があるそうです。こちらで活躍しているのが、絵本係のママ達。傷んだ絵本の修復や、読み聞かせの活動をしています。ママ達の読み聞かせを、園児達は楽しみにしているそうです。昨年度からは、在園児だけでなく、地域の子ども達を招いての読み聞かせも始め、小さい子どもとママ達が楽しめる場としても活用されています。
母の会の部屋には、ちょうど役員の皆さんが集まっていました。そこで皆さんに、小笹幼稚園を選んだ理由を聞いてみました。
「自然にたくさん触れることができるのがいいなと思いました。」
「保護者が参加できる行事がたくさんあり、日常的に園での子どもの様子を見ることができます。うちの子は、性格的に年中から入れた方がいいかなと思っていたんですが、この園ならと年少から入園させました。」
一人のママが「私はマラソンが一番好き」と言ったことから、話はマラソンのことに。同園では週に一度、園外に出てマラソンをしています。その時、見守りと応援を兼ねて、保護者の皆さんが沿道に立ちます。そのコースには大人でも大変なほどの急坂があり、入園したばかりの年少児さんは、ママに手を引かれながら走る子もいるそうです。それがいつしか自分で頑張って走れるように。「そういう姿を見ると、感動します」と、話してくれました。
「母の会の活動を通じて、学年を越えて保護者同士が仲良くなるようです。それぞれができる範囲で関わりながら、保護者も幼稚園ライフを楽しんでほしいと考えています。」と、石松先生。ママ同士がゆるやかにつながりながら、子ども達の成長を見守り合っています。

こちらの情報は、2015年05月号の本誌に掲載されたものです。
最新の情報は各園にご確認ください。