元気に、キレイに、ハッピーに!かしこく食べたい、豚肉のススメ

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焼く、煮る、揚げる…と、どんな調理法でもおいしい豚肉。疲労回復効果が高いことで知られていますが、ほかにもさまざまな栄養パワーが隠されています。また、おいしい豚肉を選ぶにはちょっとしたコツがあるのだとか。今回は、豚の品種交配の世界的権威でもある“豚博士”こと桑原康さんにお話を伺いました。

取材・文/菅原裕佳子

子どもにも大人にもうれしい栄養がいっぱい

「ちょっと疲れたなあ」という日は豚肉を食べる、という人は多いですよね。すべての食品のなかで、豚肉は疲労回復効果のあるビタミンB1がもっとも豊富。牛肉の10倍、うなぎの1.2倍もあります。また、集中力や記憶力を高めたり、精神を安定させたりする効果も。子どもに落ち着きがないとか、ストレスがたまっている、そんなときもぜひ食べてほしいですね。

豚肉にはビタミンB1以外にも、人間が体内で作ることのできない9種の必須アミノ酸が含まれています。これらは筋肉を強くしたり、肌や髪を美しくするなど、子どもの成長にも欠かせないタンパク質です。脂肪燃焼効果のあるカルニチンも豊富なので、大人のダイエットにも実はおすすめなんですよ。

国産豚は味も栄養価も一級品!

このように栄養効果がいっぱいの豚肉ですが、なかでも国産豚はおいしさも世界でトップクラスです。欧米はおいしさを追求するより、コストや効率を重視します。結果、旨みも少なく栄養価も低いものが多い。その一方、日本食は素材の味を大切にする文化が根付いていますから、塩などの最低限の調味料で肉本来の深い味わいを堪能できるのです。しかもおいしい肉は、栄養価もより高い。おいしくて体にもいいって、最高ですよね。

おいしい豚肉を選ぶポイントとは?

スーパーなどでおいしい豚肉を見分けるコツは、脂身がくすんでいない、真っ白なものを選ぶことです。赤身の濃さは品種によるので、あまり関係ありません。また、モモやウデ(肩肉)、ヒレにはビタミンB1が豊富です。赤ちゃんの離乳食には挽き肉を使うのが一般的だと思いますが、赤身の多いものを選ぶといいですよ。

また、肉に限らず、米や野菜にしても、食材そのものの味が薄いものを食べていると、人間の味覚が失われてしまいます。お子さんには小さいうちから味覚を磨いて、本当のおいしさのわかる大人に成長してほしいと願っています。

幻と呼ばれるブランド豚も開発

そんな子どもから大人まで、すべての人が心からおいしいと思える「世界に負けない豚」を目指して生まれたのが「富士の豚」です。このおいしさの秘密は、肉質がやわらかく、脂肪分の融点が低いこと。外国産の融点が38度前後なのに対し、「富士の豚」は 6度。口溶けがとてもいいため、胃にもたれず、脂肪が排出されやすいのも特長です。

この「富士の豚」は、ベースの希少品種にコストがかかったため、養豚家はみな手を引き、一時は絶滅の危機に瀕しました。それでも「食べて感動があれば、いつか評価される」と信じてきました。おかげさまでグルメブームの波とともに、一流シェフの方々にもご好評をいただくようになり、現在では出荷が追い付かないほどに。

 しかし少しでも多くのみなさんに、豚肉ってこんなにおいしいんだ、とその味をぜひ堪能していただきたいと思っています。

桑原 康(くわはら やすし)さん

農事組合法人 富士農場サービス代表理事/獣医師
豚の人工授精の第一人者として日本のみならず、海外へも指導。国内で唯一6大品種全ての原種を持ち、一流シェフにも人気の「富士の豚」などの銘柄豚を開発。農林水産大臣賞を8度受賞、別名「豚博士」。
http://www.fujinojo.or.jp/

子どもも大好き!豚肉のナポリタン炒め

豚肉に対する思いは人一倍――。そんな桑原さんの夢は、「日本中の生産者がよりおいしい豚肉を提供できるようになること」なんだとか。さらには、2020年のオリンピックイヤーが、日本で豚が食用になった明治2年から150周年にあたることから、「オリンピック」にあやかって、「ピッグ」も何か記念にできたらと考えているそうです。

「日本の豚肉はまだまだおいしくなりますよ。楽しみにしていてください!」そう力強く桑原さんは語ってくれました。来るその日はきっと、もうすぐそこですね。

富士の豚を食べられるお店はココ!

Bistro U【ビストロ ユー】

フランスで修行したシェフが、幻の豚肉「富士の豚」をアレンジした粋なビストロメニューがリーズナブルにおいしく味わえる。子どもも食べやすい、どこか懐かしい味が魅力。

東京都千代田区三崎町2-11-12 三崎町ビルB1F tel.050-5280-2733

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