ノロとインフルが冬に流行するのはなぜ?

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この冬の部活動のテーマは「冬の感染症対策」

先日行われたらくらく除菌部最初の勉強会のテーマは、これから流行してくる「冬の感染症対策」。
勉強会で学んだ内容を全4回に分けてレポートいたします。

〈冬の感染症対策〉

Vol.2 ノロウイルスとインフルエンザが冬にめちゃ流行するのはなぜ?

教えてくれたのは・・・

細田幸子(ほそださちこ)さん

厚労省の感染症相談窓口や、#8000で知られている小児緊急電話相談を委託運営されているダイアル・サービス株式会社の看護師。

質問するのは・・・

森田亜矢子(もりたあやこ)さん

リトル・ママらくらく除菌部部長。
4才の娘・1才の息子を持つ2児のママ。

原因の根底にあるのは『乾燥』!!

森田部長(以下

毎年冬になると必ず流行するのが、ノロウイルスとインフルエンザですよね。

どうしてこの2つは、毎年、冬に流行するんですか?!

細田さん(以下

ノロウイルスとインフルエンザに限らず、冬に感染症が広まりやすいのは、空気が乾燥するからなんです。

こちらのグラフをご覧下さい。これは、湿度と微生物の相関関係を表していて、湿度が低くくても高くても、ウイルスは元気になってしまう!ということを表しています。

ウイルスが活動しにくくなるのは、湿度50〜70%くらい。

また、カビとダニは湿度60%以上から元気になっていくので、室内の湿度は年間通じて50%に保つことで、ノロウイルスやインフルエンザだけでなく、カビやダニの対策もできます。

なるほど!!年間通じて50%なら覚えやすいですね。

冬は加湿器、梅雨や夏は除湿機などをうまく使いながら、室内の湿度管理を気をつけることが、感染症予防に効果的です。

インフルエンザは増殖速度が早い

しかし、空気中にはきっといろんなウイルスがウヨウヨしている中で、どうしてノロウイルスとインフルエンザの2種類については、こんなに流行しやすいんですか?!

まず、インフルエンザについてですが、ウイルスが体内に入ったあとの増殖速度がとても早いからであると言われています。

一般的な「風邪」もなんらかのウイルスによる感染症であることがほとんどなのですが、「風邪」と「インフルエンザ」の初期症状にはこのような違いがあります。

もちろん、人によって症状は様々ですが、多くの症状において、インフルエンザは風邪よりも急激に起こるというのが特徴です。

たしかに!朝は元気だったのに、お昼くらいに「あれ?なんか悪寒が?」と思ったら、夕方には高熱になりガチガチ震えが止まらない状態になった経験があります。外出先から帰ってくるのも辛いくらい…。(^^;

そうなんです。インフルエンザは、体内で急激にウイルスが増殖することによって、外出先で急に体調が悪化して、その結果そのときすでに周りにたくさんのウイルスをバラまいてしまっている…、ということに繋がりがちなんです。

なんと!!やばい!!私もバラまいてしまった可能性高いです。

「外出先で急に体調悪化」なので悪意はないのですが…、どうしたら良かったでしょうか?

マスクは感染予防に効果的!

感染症を発症してしまった人が他の人へうつさないために有効な方法は、「マスク」なんです。

ウイルスの大きさはマスクの繊維の隙間よりもだいぶ小さいから、マスクは効果ないという説を聞いたことがありますが…。

ウイルスの大きさということではそうなのですが、実はマスクで防ぎたいのは別のものです。

ウイルスは乾燥した空気中では長く生存できませんが、咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)に含まれるウイルスは、水分を含んでいるためとても元気です。

インフルエンザに限らず、風邪の殆どは飛沫を介して感染する飛沫感染だと言われています。マスクをすることで飛沫の侵入を防ぐことができますし、自分自身の飛沫を周りに撒き散らすことも防げます。

また、インフルエンザウイルスの主な増殖部位は、「喉(のど)」なのですが、マスクをすることで上気道周りの湿度を保つことができるので、その点でも感染予防としては有効だと考えられます。

なるほどー!!!空気が乾燥するシーズンは、マスクは常に持ち歩くべし!!ですね。

ちなみに、子どももマスクをした方が良いですか?

以下の正しい装着ができるのであれば、子どもにももちろんマスクは有効です。子どものマスクは、サイズが合っているものを選ぶことも大切なポイントです。

正しいマスクのつけ方
  • 1.鼻と口の両方を確実に塞ぐ
  • 2.鼻の部分に隙間を作らない
  • 3.顎が出ないようにする

咳とくしゃみはどちらが飛沫量多い?

ちなみに、咳とくしゃみの飛沫では、どちらのほうが飛沫量多いんですか?

電車とかエレベーターでは、私は咳のほうが気になっちゃいますけど。

実はくしゃみのほうが飛沫量が圧倒的に多いので、くしゃみのほうがやばい!と言えます。

1回の咳に含まれる飛沫量はおよそ10万個と言われていますが、くしゃみのほうは200万個と圧倒的でなんです。

わっ!!!そうなんですね!!知らなかったー!!

これからは、くしゃみの方をより気をつけていきたいと思います。

ノロウイルスは感染経路が多いので感染が拡大しやすい!

さてさて。ノロウイルスの方の流行理由は何でしょうか?

ノロウイルスは、まず、少量のウイルスで感染・発症してしまうという特徴があることと、ノンエンベロープ型のウイルスで乾燥や熱に強いため、感染経路が多岐にわたることが感染拡大につながりやすい理由です。

例えば、サルモネラ菌の場合、感染して症状を発症する菌の必要数が10万〜10億個と言われていますが、ノロウイルスの場合、たった100個で発症してしまいます。

また、こちらのグラフが感染経路のイメージです。

おぉ…。これはすごいですね。確かに以前テレビのニュースか何かで、ノロウイルスは吐瀉物が乾いたあと、宙に待ってさらに感染拡大につながるという話聞いたことがあります。

ノンエンベロープ型のウイルスはやはり厄介ですね。

ノンエンベロープは85℃以上、1分以上の加熱で殺菌できます。冬は牡蠣が美味しい季節ですが、しっかり加熱調理することを心がけましょう。

飛沫からの接触感染にご注意ください

ノロウイルスも接触感染に注意が必要なんですね。

接触感染とくしゃみや咳に含まれる飛沫(ひまつ)か、どちらが感染経路としてより注意しなければいけないかということなのですが、こちらにアメリカの大学で行われたある実験の面白いデータがあります。

これは、「風邪を引いている人と、何をすると感染してしまうか」という実験のデータです。

同じテーブルで一緒におしゃべりするよりも、同じコップを触ることの方が感染確率が圧倒的に高かったということが分かったそうですが、これはまさに飛沫からの接触感染ですよね。

ヘーーー!!圧倒的に飛沫からの接触感染がやばいんですね!!

皆さんも、くしゃみをするときに手で覆うと思いますが、実はその手のひらに飛沫がたくさん付着しているので、その手を消毒せずに何かを触ると、そこから接触感染が広がる可能性があるんです。

えっ!!ということは、くしゃみをする度に手を消毒しないとダメってことでしょうか?

それはあまり現実的ではないと思いますが、飛沫からの接触感染は注意しなければならないポイントです。

具体的なご家庭での対策ポイントは、次回の勉強会レポートvol.3で詳しくご紹介いたします。

Vol.2のまとめ
冬にノロウイルスやインフルエンザが流行しやすい原因は、乾燥。室内は年間を通じて、湿度50%を保つと、感染症予防、カビ・ダニ対策にもなる。
インフルエンザはウイルスの増殖速度が速いので、症状に気づいた時にはすでに周りにたくさんのウイルスを撒き散らしている可能性がある。
マスクは飛沫(ひまつ)感染を防止するためにも、感染症にかかってしまった人がさらに感染を拡大させないための予防策としても有効である。
ノロウイルスは感染経路が多岐にわたることが、感染拡大につながりやすい理由。飛沫からの接触感染には特に注意したい。

次回は、、、 Vol.3「家庭内での対策ポイント」です。

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また、置き見せしたくなるオシャレなデザインで、玄関やキッチンなど、すぐ手の届く場所に置いておけるので、らくらく除菌が叶います。

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