リトル・ママ福岡

あずける

社会福祉法人 覚応会 第二光和保育園

編集部おすすめ

和太鼓がやってきた!

「今日は皆さんにプレゼントがあります!」そう言って、園長の古賀美佐子先生が子どもたちに披露したのは和太鼓。子どもたちは早速、平太鼓、締太鼓、長胴太鼓をたたいてみました。「(太鼓をたたくと)手がジーンってする」「(太鼓の種類によって)音が違う」と鋭い感性を光らせます。「和太鼓を演奏するには、元気でたくましくなくてはいけません。ちゃんとあいさつができる礼儀正しい子にもなって欲しいと思います。それから、お友達と力をあわせないときれいな演奏はできませんね。みんな、頑張れるかな?」「はい!」園長先生の激励に、子どもたちは力強く答えていました。
昨年4月に開園したばかりの同園。毎朝、行われている体育ローテーションでは、それぞれの年齢に応じて、跳び箱を跳べるようになったり逆上がりができるようにもなってきました。当初、お友達との交わりがちょっぴり苦手だった子どもも、積極的にチャレンジするようになり、今ではクラスのリーダー的存在。「できた!」という経験の積み重ねが、自信と次への目標につながっているようです。園長先生は「様々な活動を通して感性豊かに、そして表現力豊かな子どもに育って欲しいと思います」と話していました。

体力作り、リズム感の育成、伝統文化に親しむことなどを目的に和太鼓を取り入れました

「太鼓の種類によって、音が違う!」

2月末には、年長児さんの初演奏会を予定

柔軟性や瞬発力、持続力、集中力を高める体育ローテーション

「頑張れ!」「できるよ!」みんなの励ましが力になります

できなかったことができるようになる喜びは、生きる力になります

取材日記

~「大丈夫、あなたならできるよ」~

「大丈夫、●●ちゃんならできるよ!」この日、保育士さんたちから何度、この言葉を聞いたことでしょう。
マット運動、鉄棒、跳び箱、平均台を順番に回り、マラソンへと、リズムとテンポを大事にしながら運動する「体育ローテーション」。朝一番に活発に体を動かすことで、体と脳を目覚めさせ、活動への集中力を高めるとともに、毎日の繰り返しの中で運動の基礎能力を身につけていくものです。
体育ローテーションでは、子どもたちの発達や成長に応じて「目標」が設定されますが、子どもが楽々クリアできるものではなく、ちょっぴり難しい、ちょっと勇気を持ってチャレンジしなくてはならないといったものであることがポイントです。
たとえば、跳び箱。自分の身長ほどの高さもある跳び箱に、恐怖心を感じない子どもは少ないでしょう。でも、毎日少しずつ高い目標に向かってチャレンジしてきた子どもたち。「自分にならできるはず」「やってみたい!」という気持ちが自然に湧き上がってきます。口元をきりりと結び、息を整えて、助走に入ります。見守る子どもたちも保育士さんも緊張の一瞬です。
エイ、ヤ!
1回目のチャレンジでクリアできる子もいますが、多くは、お尻が引っかかってしまったり、着地でバランスを崩したり。つんのめって、転落、転倒してしまう子もいます。すかさず「惜しい!次はできるよ!」と保育士さん。ここで次の順番を待たせず、すぐにスタートラインに戻らせて、再チャレンジさせます。「また失敗するかもしれない」子どものそんな不安を吹き飛ばすかのように、保育士さんは「大丈夫!●●ちゃんならできるよ!」お友達からも「ガンバレー!」の声があがります。自然にみんなの心はひとつになり、一人のお友達を応援する雰囲気が盛り上がります。何度も何度も挑戦して、跳べた瞬間、ホール全体に沸き起こる歓声と拍手。目標を達成した誇らしげな表情に、またひとつ、自信と勇気と仲間への感謝が宿ります。
「大丈夫!あなたならできるよ」-どんな困難にも立ち向かえそうな魔法の言葉ではないでしょうか。

こちらの情報は、2010年02月号の本誌に掲載されたものです。
最新の情報は各園にご確認ください。